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2004.03.05

フェアユース

かの国の著作権意識について「フェアユース」という言葉がついてまわるわけだけれど、なぜか日本よりゆるいアメリカのデジタルTVコピー規制:後藤貴子の米国ハイテク事情を読んで、少し理解が進んだような気がしました。

気分ですが。

日本の著作権の第一条には「この法律は、著作物並びに実演、レコード、放送及び有線放送に関し著作者の権利及びこれに隣接する権利を定め、これらの文化的所産の公正な利用に留意しつつ、著作者等の権利の保護を図り、もつて文化の発展に寄与することを目的とする。 」とあります。

「著作者等の権利の保護を図り」ながらも、その目的は「文化の発展に寄与すること」であり、それを前提とした「公正な利用」とはなにかということを考えるとき、最近の動向は「文化の発展に寄与」しているのか?という点で、もっと著作物を利用する側の権利というものを尊重した、バランスの取れた技術の使い方をした方が良いように感じられるのに、どうも、技術でできるから、みたいな過剰な使われ方をしているように思えてしまうのは、私だけでしょうか・・・

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コメント

だいぶ前に、ゴッホのひまわりか何かを買って、棺桶に入れて燃やしてくれとか言って、世界中からひんしゅくを買った大会社(だった)社長が居ましたが、そのころに勉強したことの一つにオークションの意味というのがあります。
オークションの本来の意味は、公共物を自分が費用を払える間は面倒をみて、次世代に渡すという意味合いが大きいのだそうです。
ここらは、私的な所有と公的な所有の中間の概念かと思いますが、どうも日本人は土地も含めて個人の所有、権利という面しか見ないようです。
土地なんてのは、絵じゃないのですから自分が死ぬからといって消してしまうことが不可能な財物です。
私有してしている土地にも公的な側面がある理由ですね。完全に私有することが出来ない。
それでは、半分公的・半分私有という財物もあっていいわけで、著作物なんてのはその代表だと思います。
焚書坑儒の例を持ち出すまでもなく、私有財産の最大の特徴である滅失させることが不可能なものが、著作物なのですから。
その意味では、著作権に期限あるのはとても合理的ですし、部分的な利用を他者が自由に出来るのも当然でしょう。
いやなら、滅失させれぱ良いのですから。世界最大のダイヤモンドだって燃やしてしまうことは可能です。
著作物を燃やしても無くなりません。

投稿: 酔うぞ | 2004.03.05 19:52

そうなんですよね。著作物というのは、この世に生まれ出たとき瞬間から、いつかは公共のものになるという前提で、それまでの間は著作権者にそれなりの権利を、という考え方ですね。

ただ、アメリカって、フェアユースという考え方がありながら、一方でディズニー法とか云われるように、切れそうになると著作権の有効期間が延びるというような「改悪」を繰りかえしているところがあって、おもしろい国ですね。

他に影響力がなければ「おもしろい、ケラケラ」で済ませられるのですが、アメリカの場合、それが世界中に影響するところが迷惑というか、特に影響されやすい日本としては注意を払わないとならないところですね。

投稿: Tiger | 2004.03.06 12:23

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