Winny開発者が逮捕されるらしい/されました
「可能にした」だけで逮捕して、有罪に出来るんだろうか・・・
ファイル共有ソフト「Winny」を開発、利用者が違法に複製するのを可能にしたとして、京都府警ハイテク犯罪対策室は10日、著作権法違反のほう助容疑で、東京都内に住む30代の東京大助手の男を逮捕する方針を固めた。詳細は [ @nifty:NEWS@nifty:Winny開発者逮捕へ(共同通信) ]
「違法な利用が一般的に行われていることを知りつつ提供を続けた」と書くと長いからかな (^^;
「人を殺傷する事が可能であることを知りつつ製造・販売を続けた」という理由で、包丁を作った人は逮捕できないよねぇ(笑
■追加
こちらの方が分かりやすいですね。
ネタもとははてなダイアリー - MagiBlog!:[net]47氏・・・・・・・
■追加2
逮捕されました・・・
助手は開発前、摘発されにくい共有ソフトをつくるとネットの掲示板に書き込みをしており、府警はソフトが違法な複製に利用されるとの認識があったとみて、ほう助容疑にあたると判断した。詳細は [ 京都新聞 電子版:東大助手の男を逮捕 Winny開発者 京都府警 ]
※たまに not found になるみたいです。
認識があったから、というのなら、まだ理解できます。
で、この認識の程度とかが、今後、争点になるんでしょうね。
包丁の例えで云えば、包丁ではなく、実は作っていたのは「長ドス」でした、というなら有罪になるでしょうから (^^;
椎名まお さんに、コメントでYOMIURI ON-LINEに出ていることを教えて貰ってから、見に行きました (^^;
(ちょい、書き足し)
※「拳銃」という程の専門性はないよねぇ、このツール
プロテクト外し(日本では違法)と違い、ツールそのものは違法ではないし、また、P2Pという用途も汎用的なものである以上、作者がどういう目的で作成し、配布したのか、という点が争点になるしかなさげ。正攻法なら。
家宅捜査で違法なファイルの一つも見つかれば・・・そんな結末もありか。
しかし、こんな理由で逮捕できるとしたら、違法な交換を制御できない、違法な交換に使われていることが多い、という理由で、他のP2Pソフトの作者も逮捕できるって事になりますね。
他にも正当な利用法がある以上は、作者が、直接、そのような利用法を提示した・ほのめかした、とか、もしくは、そのような利用法が容易になるような機能を作り込んだとか、そういう作為行為がない限りは、逮捕しちゃいけないと思うけれど。
任意で事情聴取とか資料提出を求める位なら分かりますが・・・。もしかして、ものすごく、非協力的だったから、とかかなぁ・・・。
やぁ、スゴイですね(笑
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» Winny 開発者47氏逮捕の方向へ [tomono-blog]
「Winny」開発者、著作権法違反ほう助で逮捕へ
インターネットを通じたファイル共有ソフトの一種「Winny(ウィニー)」を開発し、不特定多数の人に映画や音楽... [続きを読む]
受信: 2004.05.10 11:45
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コメント
逮捕されたようですね。
共有ソフト「Winny」開発の東大助手を逮捕
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20040510it02.htm
投稿: 椎名まお | 2004.05.10 11:05
http://www.asahi.com/national/update/0510/020.html
目的が・・・
投稿: ヴァリウム男爵 | 2004.05.10 18:27
ヴァリウム男爵 さん、ども
非協力的、どころか、挑戦的、いや、確信犯、ということですね。
となれば、現行法の下では逮捕は避けられないですね。
となると、最高裁まで行くことは決定でしょうね。
逆に言うと、作者だから逮捕されたというわけでなく、そういう姿勢だったから逮捕されたと云うことで、同様のソフトを開発しても、姿勢が違えば、また、対応も変わると云うことになるでしょうか。
投稿: Tiger | 2004.05.10 23:07