ソニーBMGの行為はかなりグレー
「ソニーBMG、問題のコピー防止機能付きCD向けにパッチ配布へ - CNET Japan」によると
ソニーBMGの技術パートナーである英国のFirst 4 Internetは米国時間2日、同コピー防止ソフトウェアの存在を隠せなくするパッチを、ウイルス対策企業各社に向けてリリースしたと述べた。
このパッチはSony BMGのウェブサイトでも公開されるそうですが、しかし、相変わらず、アンインストールについては、
[ 同記事より - CNET Japan ]このコピー防止用ソフト全体を削除したいユーザーは、同社のカスタマーサポートに連絡しそのための方法を知ることができると、 Sony BMG関係者は述べている。
という状況で変わっていないようです。アンインストールの方法とその為のツールもきちんと公開するべきでしょう。
この問題について、具体的な危険性が、なかなかわからなかったのですが、以下の記事で明確になりました。
[ ソニーの音楽CDに「トロイの木馬」――真の問題点は何か ]さらに、ファースト4インターネット社のコードが流す虚偽の情報は、システムに非常に大きな影響を与える。このプログラムがインストールされたパソコンでは、「$sys$」で始まる名前を持つファイル、ディレクトリー、プロセス、レジストリーキーが、ウィンドウズ上では一切ユーザーに見えなくなる。ルシノビッチ氏は、『メモ帳』ソフトのコピーを作って『$sys$notepad.exe』というファイル名に変更することで、これを確かめた。ファイル名を変えたとたんに、ウィンドウズ上では見えなくなったのだ。
この記事には
CD購入者のコンピューターの最も基本的な性能に危害を加えたことで、ソニーBMG社はフェアプレーのルールを破り、合法的なソフトウェアとコンピューターへの不法侵入を隔てる、明確な一線を踏み越えたのだ。同社の行為は民事訴訟の対象にもなりかねない。
さらに、米国の『コンピューター詐欺・濫用禁止法』のもとでは、ソニーBMG社の行為は犯罪とみなされる可能性もある。
と書かれていますが、私も、ソニーBMGは、権利侵害を防ぐために、他者の権利を侵害しているように思えます。
さて、皆さんのマシンは大丈夫でしょうか。
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フィンランドのエフ・セキュア社は現地時間1日、ソニー・グループが発売したコピー制限機能付き音楽CDが、コンピューターウイルスであることを突き止めた。エフ・セキュア社では、ロックグループ『ヴァン・ザント』のCD『ゲット・ライト・ウィズ・ザ・マン』を、米アマゾン社で購入。実際に、危険性があることを確認した。このウィルスCDは、最初に使用条件が表示され同意を求められるが、アンインストール機能は用意されておらず、ウィルスの削除を試みると発病し、CD/DVDドライブを破壊し、以後ドライブを使用不能にする。こ... [続きを読む]
受信: 2005.11.06 11:15
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