文化・芸術

2005.11.09

低コストなオタク達の登場と一般化の関係

コメント欄に書いていたら、やたら長くなってしまったので、エントリーに A^^;

こうしてオタク趣味を低コストでするオタクが登場。これが「オタクの一般化」だったのかもしれません。収集にこだわるオタクは別のオタクに。オタク格差問題!

[ ARTIFACT ―人工事実― | オタク趣味は金をかけなくてもできるようになった ]

オタクというのは、ニッチを重視することが一つの前提条件であって、それ故に多数の人とは価値観を共有することが難しかったと思うんですが、誰も正しい答えを持っていないということに気が付いてしまった冷戦終了後の世界では、ニッチを重視すること(→これは以前は誤った答えだった)がニッチではなくなってしまい(→正しい答えがないのだから、誤った答えも存在しない)、ニッチがメジャーになり、商業化の対象となるという認識が生まれたという経緯があると思っています。

その認識によって進んだ商業化が何を促進したかというと、市場を成立させるための原価の低減と流通の拡大なわけで、それが低コストでのオタク生活を支え、反面、全てをフォローしようと思ったら、オタク自身が商業化でもしない限り破綻する程の流通総額の増大です。

ちなみに「コスト」というのはお金だけでなく、それにつぎ込む時間や手間も含めての話しで、いくら単価が安くなり、入手に掛ける手間が減っても、増大する流通量はコストをあげる要因になります。そして、あるところを過ぎると、その高すぎるコストと共に、フォローする前にお腹一杯、いつでもフォローができる故に焦る必要もない、ということもあって、全てをフォローすることを諦める、以前の価値観から云うと半端な?オタクが、今のオタク市場を消費者側で支えていると思います。

また、そういう状況は、創作活動に向かうオタクにも影響していて、以前に多かったタイプは、自分の欲しいものが満たされないという飢餓が原動力だったと思うんですが、お腹一杯のオタク達からはインカムの情報量以下のコピーは生まれても、足りない部分を自分でうんうんと唸りながらひりだして、情報をプラスした出力である創造性は薄れていっている感じがあります。

そういう草の根オタク?にまったり感がただよい、静かに沈んでいっている反面、市場が既に成立した世界では、自身を商業化することは、以前と比べれば容易になっていますので、そちらに向かうオタク達は確実に増え、商品の供給もどんどんされていくので、より一層、ニッチは薄れていき、総額は増え・・・結果として、オタクの得体の知れなさはなくなり、多数の人と価値観を共有することのできる「記号」になっていった・・・それが私なりに見たオタクの「一般化」と「階層化」(というか分離)です。

その後を、より速い速度でなぞっているのが「サブカル」という新しいニッチである感覚がありますが、ニッチとか、ロングテイルという言葉が当たり前に商業的に成り立つことが証明されてしまったので、何が来ても、話題になった次の瞬間に商業化と消費が始まるような感じですね (^^;;

まあ、オタクといっても、いろんな分野(ニッチ)があったりして、私の場合、続けてきたのは同人関係に絞られていますから、明後日を向いている可能性もありますけれど(笑

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2004.01.19

浅草花やしき

経営会社が破綻とか。
花やしきそのものは営業を継続するらしいですが。

@nifty:NEWS@nifty:「花やしき」が経営破たん(共同通信)

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